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福山潤さん音声ガイド収録後インタビュー②

声優の福山潤さんが、ムンク展の音声ガイドに挑戦、その収録後インタビュー連載の2回目です。

ムンクの言葉を聴きながら、見る側はどう受け止めるか。

ムンクが生きた時代背景(1863年12月12日生―1944年1月23日没)や、画家を取り巻く環境について、なにか感じたことはありましたか?
福山潤さん写真

福山さん

おそらくいま僕らが生きている時代よりも、ムンクはもっと苛烈な時代を生きた人だと思います。たった150年ほど前といっても、世情としても産業的にも、いろいろな物事が短期間で大きく移り変わっていく時代、そのただ中をムンクは生きていた。芸術家としても、いろいろなことを直に受け止めてしまうところに居たような気がします。おそらくあのデジタルが無い時代で、自分の足で、耳で、探していく、見るということに対して、今とは価値観がだいぶ違ったろうと思うんです。それが作られた作品にどのように影響を及ぼしていたのかなと思いますね。同時代に活躍した芸術家たちのなかには今や大家として知られる方も多いし、ムンクの生きた時代はいわゆる近代の芸術にとって、ものすごく重要な時代だったのではと思います。

この音声ガイドで、福山さんが面白いと感じた点があれば教えてください。また実際に見てみたいと思った作品はありますか?
福山潤さん写真

福山さん

この音声ガイドでは、作者がどういう気持ちで描きましたという説明ではなく、それをムンク自身の言葉で語っていきます。それを聴きながら、見る側はどう受け止めるかという、ある意味「余白」を残すような作りになっています。僕がムンクになりきって、絵の横に立って解説しているような気分になりましたね。

福山さん

今回音声ガイドで取り上げた作品を追っていくと、画家として初期の頃の作品でお父さんを描いた絵《ソファに座るクリスチャン・ムンク》、それから《叫び》や《太陽》を経て、最晩年の《自画像、時計とベッドの間》を描くまで、ムンクが年齢を重ねているにつれてずいぶん色使いや雰囲気が変わっていくのがわかります。これら以外にもムンク展にはさまざまな作品が展示されると思いますので、僕自身も、ムンクの言葉の先にある作品を、ぜひ実際に見てみたいです。

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